Outlook のメールをエクスポート・バックアップする方法: PST ファイルに保存してインポートで戻す
Outlook のメールのコピーを自分のパソコンに残したい。バックアップとして保管するため、あるいは別のアカウントやパソコンに移すためです。方法は、開いている Outlook によって異なります。デスクトップ アプリはファイルにエクスポートできますが、ブラウザー版について Microsoft が案内しているのは、デスクトップ アプリを使う方法です。
まとめると: クラシック Outlook for Windows では、[ファイル] > [開く/エクスポート] > [インポート/エクスポート] を開き、[ファイルにエクスポート]、[Outlook データ ファイル (.pst)] の順に選び、アカウントを選んで [サブフォルダーを含む] をオンのままにし、保存先を選びます。Outlook はコピーを作成するだけで、メールボックスからは何も削除されません。元に戻すには、同じウィザードで [他のプログラムまたはファイルからのインポート] を使います。新しい Outlook for Windows では、[設定] > [ファイル] > [エクスポート] からエクスポートします。Outlook on the web と Outlook.com については、Microsoft はアカウントを Windows のデスクトップ版 Outlook に追加してそこでエクスポートするよう案内しています。レガシ Outlook for Mac は [ツール] > [エクスポート] から .olm ファイルにエクスポートしますが、Microsoft のページによると、そのサポートは 2026 年 10 月に終了します。
PST ファイルにエクスポートできる Outlook は?
| Outlook | メールのエクスポート | バックアップのインポート |
|---|---|---|
| クラシック Outlook for Windows | 可能 (.pst へ) | 可能 (.pst から) |
| 新しい Outlook for Windows | 可能 (.pst へ) | Microsoft のページ同士で食い違い (下記参照) |
| Outlook on the web / Outlook.com | .pst としては不可。Microsoft はデスクトップ版 Outlook を使うよう案内 | 不可 |
| Outlook for Mac | レガシ Outlook for Mac のみ、.olm へ (サポート終了予定、下記参照) | レガシ Outlook for Mac で、.olm または .pst から |
| Outlook for iPhone と Android | Microsoft の手順なし | Microsoft の手順なし |
クラシック Outlook で Outlook のメールを PST ファイルにエクスポートする方法
以下の手順は、Outlook for Microsoft 365 と Outlook 2016 ~ 2024 を対象とした Microsoft のエクスポートの記事に沿っています。
- リボンの上部にある [ファイル] を選びます。
- [開く/エクスポート] > [インポート/エクスポート] を選びます。
- [ファイルにエクスポート] を選び、[次へ] を選びます。
- [Outlook データ ファイル (.pst)] を選び、[次へ] を選びます。
- エクスポートするアカウントを選びます。エクスポートできるのは一度に 1 つのアカウントです。受信トレイ、予定表、連絡先、タスクがすべて入るように [サブフォルダーを含む] はオンのままにして、[次へ] を選びます。
- [参照] を選び、ファイルの保存先を選んでファイル名を入力し、[OK] を選びます。以前にエクスポートしたことがある場合は、前回の場所と名前が表示されます。新しいファイルを作るには別の名前を入力します。前回の名前のままにすると、ファイルにすでにあるアイテムの扱いを Outlook が確認してきます。
- [完了] を選びます。
- 新しいファイルを作る場合は、任意のパスワードを Outlook が尋ねます。[パスワード] と [パスワードの確認] に入力して [OK] を選び、[Outlook データ ファイルのパスワード] ボックスにもう一度入力します。
Microsoft によると、エクスポートでは「情報のコピーが作成されます」。Outlook から何かがなくなることはありません。添付ファイルも含まれます。フォルダーのビューとアクセス許可、古いアイテムの整理の設定、ルール、受信拒否リストは含まれません。
エクスポートの前に: すべてのメールをファイルに入れる
クラシック Outlook は、ダウンロード済みのものしかエクスポートしません。先に次の点を確認してください。
- 同期の期間: 既定では、Outlook は過去 1 年分のメールをダウンロードします。すべてをエクスポートするには、[アカウント設定] > [アカウント名と同期の設定] を開き、スライダーを [すべて] に移動します。
- Exchange キャッシュ モード: オンの場合、Outlook はキャッシュにあるアイテムしかエクスポートせず、キャッシュには既定で 12 か月分が保持されます。古いメールもエクスポートするには、先にオフにしてください。
- OneDrive: .pst を OneDrive のフォルダーに保存しないでください。また、選んだフォルダーを OneDrive が同期していないことを確認してください。
保存場所は [参照] で選びます。Microsoft のデータ ファイルの記事によると、Windows 10 と 11 では Outlook は .pst ファイルを Documents\Outlook Files に保存しますが、バージョンによって異なります。
PST ファイルをクラシック Outlook にインポートして戻す方法
Microsoft のインポートの記事に沿った手順です。
- [ファイル] > [開く/エクスポート] > [インポート/エクスポート] を選びます。
- [他のプログラムまたはファイルからのインポート] を選び、[次へ] を選びます。
- [Outlook データ ファイル (.pst)] を選び、[次へ] を選びます。
- [参照] を選んでファイルを選びます。[オプション] で重複したアイテムの扱いを選び、[次へ] を選びます。
- ファイルにパスワードがある場合は、入力して [OK] を選びます。
- Microsoft 365 のメールボックスにインポートする場合は、そのメールボックスを選びます。それ以外の場合は [現在のフォルダーにアイテムをインポートする] を選びます。
- [完了] を選びます。
メールボックスにコピーせずにバックアップの中身を見るだけなら、代わりに [ファイル] > [開く/エクスポート] > [Outlook データ ファイルを開く] を使います。ファイルがナビゲーション ウィンドウに表示され、その中のフォルダーを閲覧できます。
新しい Outlook for Windows で PST ファイルをエクスポート・インポートする
エクスポートするには、[設定] > [ファイル] > [エクスポート] を開き、[開始する] を選んで、ウィザードに沿って目的のメールボックスやフォルダーを選びます。Microsoft のエクスポートの記事によると、.pst ファイル内の予定表と連絡先のアイテムは新しい Outlook では使えません。
インポートについては、2026 年 11 月の時点で Microsoft のページ同士で説明が食い違っています。インポートが見つからない場合や失敗する場合は、[新しい Outlook] トグルでクラシック Outlook に戻り、上のクラシックの手順を使ってください。エクスポートの記事には、.pst のインポートは「現時点では新しい Outlook ではサポートされていません」とあります。インポートの記事には手順が載っており、機能比較 (2026 年 6 月更新) は .pst のサポートを「部分的に利用可能」とし、新しい Outlook はメール、予定表のイベント、連絡先、タスクのインポートに対応しているとしています。インポートの手順は次のとおりです。
- [設定]、[データ ファイル]、[インポート] の順に選びます。(Microsoft のほかのページでは、この項目は [ファイル] と呼ばれています。)
- [Outlook データ ファイル (.pst)] の下で [開始する] を選び、ファイルを選択するボタンを選んでファイルを開きます。
- インポート元のフォルダーの欄でフォルダーを選び、[次へ] を選びます。[サブフォルダーを含む] は既定でオンになっています。
- 重複したアイテムの扱いを尋ねる欄でオプションを選び、[次へ] を選びます。
- インポート先のフォルダーを選ぶ欄で、[アカウント] の一覧からメールボックスを選び、フォルダーを選んで [インポート] を選びます。
新しい Outlook で .pst を開くには、Microsoft によると、32 ビット版か 64 ビット版かが同じクラシック Outlook もインストールされていて、アカウントに Microsoft 365 サブスクリプションがある必要があります。ARM 版の新しい Outlook は .pst ファイルに対応していません。
Outlook on the web や Outlook.com のメールをバックアップする方法
Microsoft の「Outlook.com メールボックスをエクスポートする」の記事によると、デスクトップ版の Outlook が必要です。
- 新しい Outlook またはクラシック Outlook for Windows をインストールします。
- Outlook.com アカウントを追加します。
- 上の手順でメールボックスを .pst にエクスポートします。
ファイルには、作成した日までのメール、連絡先、予定表のコピーが入ります。Microsoft によると、クラシック Outlook を機能制限モードで使えば、Microsoft 365 サブスクリプションがなくてもこの操作ができます。
Microsoft のプライバシーに関する FAQ には、今も Outlook.com の [設定] > [全般] > [プライバシーとデータ] でメールをエクスポートできると書かれています。しかし、そのページについての Microsoft 自身の記事が現在説明しているのは、メールではなく検索履歴を .csv ファイルとして [エクスポート] する機能だけです。そこにメールボックスのエクスポートが見当たらない場合は、デスクトップ版の Outlook を使ってください。
職場または学校のメールボックスをエクスポートする方法
Microsoft 365 の職場または学校アカウントでも、上と同じようにデスクトップ版の Outlook からエクスポートします。管理者は、Microsoft Purview ポータルの電子情報開示 (eDiscovery) でメールボックスを .pst ファイルにエクスポートすることもできます。検索のエクスポート パッケージは作成から 14 日後に削除されるので、その前にダウンロードしてください。どちらの方法も、頼る前に IT 部門に確認してください。
Outlook for Mac でメールをエクスポートする方法
Microsoft の Mac 向けのエクスポートの記事はレガシ Outlook for Mac 向けに書かれていて、形式は .olm だけです。
- [ツール] タブで [エクスポート] を選びます。見当たらない場合は、Outlook を更新してから、[ファイル] メニューで [エクスポート] を探します。
- [アーカイブ ファイル (.olm) にエクスポート] ボックスで、エクスポートするアイテムをオンにして [継続] を選びます。
- [場所] で保存先を選んで [保存] を選び、エクスポートが終わったら [完了] を選びます。
インポートするには、[ツール] > [インポート] を選び、Outlook for Mac のアーカイブ ファイル (.olm) か Outlook for Windows のアーカイブ ファイル (.pst) を選んで [継続] を選び、ファイルを見つけて [インポート] を選びます。アイテムは このコンピューター の下に表示されます。
Microsoft の Mac 向けの記事には、「レガシ Outlook for Mac のサポートは 2026 年 10 月に終了します」とあり、その後も使えるかどうかは Microsoft 365、Office、Outlook のライセンスによって決まるとされています。Microsoft のサポート終了のページには、2026 年 10 月以降、「従来の Outlook for Mac クライアントは Exchange Online メールボックスに対して動作を停止します」と書かれています。職場または学校のメールボックスが Exchange Online にあり、レガシ Outlook から接続できなくなった場合は、パソコンの Outlook for Windows からエクスポートするか、電子情報開示によるエクスポートについて IT 部門に相談してください。同じページでは、オンプレミスの Exchange アカウントと Office LTSC 2024 について 2029 年 10 月 9 日という日付が示されています。新しい Outlook for Mac のエクスポート手順は、これらのどのページにも載っていません。
iPhone と Android の Outlook アプリ
Microsoft のエクスポートの記事には、モバイル アプリの手順はありません。デスクトップ版の Outlook を使ってください。
連絡先を CSV ファイルにエクスポートする
連絡先だけが必要な場合は、Microsoft の連絡先の記事で、新しい Outlook、クラシック Outlook、Outlook on the web で .csv ファイルにエクスポートする方法が説明されています。
メールボックス全体ではなく 1 通のメールをファイルとして保存するには、Outlook でメールを PDF で保存する方法を参照してください。
PST のバックアップで守れるもの、守れないもの
- Microsoft 365、Exchange、Outlook.com: Microsoft によると、これらのメッセージはメール サーバーに保存されているので、新しいパソコンに移すために .pst は必要ありません。.pst は別のコピーで、作成した日の状態のままです。
- POP アカウント: メールはすべてパソコン上の .pst に保存され、既定では Outlook がダウンロード後にサーバーから削除するため、通常はそのファイルが唯一のコピーです。バックアップしてください。
- .ost ファイルは別のパソコンに移せません。アカウントを追加し直すと、Outlook が再作成します。
- スケジュールはない: Microsoft によると、すべてを定期的に自動でバックアップする方法はありません。古いアイテムの整理 (自動アーカイブ) は古いアイテムだけが対象で、コピーではなく移動するものだとしています。新しいコピーがほしいときは、エクスポートをやり直してください。
エクスポートしたあとも元のメールは残しておき、.pst は別の場所にも保管してください。
よくある質問
PST ファイルにエクスポートすると、Outlook からメールは削除されますか?
削除されません。Microsoft によると、.pst へのエクスポートではコピーが作成され、Outlook から何もなくなりません。メールボックスはそのままです。
Outlook の PST エクスポートで古いメールが入っていないのはなぜですか?
クラシック Outlook は、ダウンロード済みのものしかエクスポートしません。既定では過去 1 年分を同期し、Exchange キャッシュ モードでは 12 か月分を保持します。同期のスライダーを [すべて] に移動するか、Exchange キャッシュ モードをオフにしてから、もう一度エクスポートしてください。
Outlook on the web からメールをエクスポートできますか?
.pst としてはできません。Outlook.com について Microsoft が案内しているのは、アカウントを新しい Outlook またはクラシック Outlook for Windows に追加し、そこでエクスポートする方法です。職場または学校アカウントなら、管理者が電子情報開示 (eDiscovery) でメールボックスをエクスポートできます。
新しい Outlook for Windows で PST ファイルをインポートできますか?
2026 年 11 月の時点で、Microsoft のページ同士で説明が食い違っています。[設定] > [データ ファイル] > [インポート] を試し、見つからない場合や失敗する場合は、クラシック Outlook に切り替えて [ファイル] > [開く/エクスポート] > [インポート/エクスポート] を使ってください。
Outlook は PST ファイルをどこに保存しますか?
エクスポートの途中で [参照] を使って選んだ場所です。Microsoft によると、Windows 10 と 11 では Outlook は .pst ファイルを Documents\Outlook Files に保存します。OneDrive が同期しているフォルダーには保存しないでください。
Microsoft 365 や Outlook.com のメールボックスはバックアップが必要ですか?
Microsoft によると、Exchange、Microsoft 365、Outlook.com のメッセージはメール サーバーに保存されているので、新しいパソコンに移すために .pst は必要ありません。.pst は別のコピーで、作成した日の状態のままです。POP アカウントは事情が異なり、メールは通常パソコン上の .pst にしかありません。