Outlook で BCC を使う方法: バージョン別の手順と、BCC を常に表示する設定
ほかの受信者に知られずに誰かにメールのコピーを送りたい、あるいは、アドレスを共有せずに多くの人に 1 通のメッセージを送りたい。そのためにあるのが BCC 行です。Outlook では既定で非表示になっていて、どこでオンにするかは、開いている Outlook によって異なります。
まとめると: 新しいメールで [宛先] 行の末尾を見て、[BCC] を選びます。これは新しい Outlook、Outlook on the web、Outlook for Mac、iPhone アプリで使えます。クラシック Outlook では [オプション] > [BCC] を選ぶと、以後はすべての新しいメールでボックスが表示されたままになります。Web で毎回表示するには [オプション] > [BCC を表示]、Mac では [Outlook] > [設定] > [作成] > [既定で BCC フィールドを表示する] を使います。新しい Outlook では、[オプション] > [フィールドを表示] > [BCC を表示] でオンになります。BCC に入れた人にもメールは届き、ほかの誰にもその人たちは見えません。見られるのはあなただけで、あとから [送信済みアイテム] でメッセージを開けば確認できます。Outlook には、誰かを自動で BCC に入れる設定はありません。
Outlook で BCC を使う方法: バージョン別の早見表
| Outlook | 1 通のメールに BCC を追加 | BCC を毎回表示 |
|---|---|---|
| 新しい Outlook for Windows | 宛先行の末尾の [BCC] | [オプション] > [フィールドを表示] > [BCC を表示] (オンのままになるかは Microsoft の説明なし) |
| クラシック Outlook for Windows | [オプション] > [BCC] | 一度オンにすれば、オフにするまでオンのまま |
| Outlook on the web / Outlook.com | 宛先行の末尾の [BCC] | [オプション] > [BCC を表示] |
| Outlook for Mac | 宛先行の末尾の [BCC] | [設定] の [既定で BCC フィールドを表示する] |
| Outlook for iPhone | 宛先行の末尾の [BCC] | Microsoft の説明する設定なし |
| Outlook for Android | Microsoft の手順なし | Microsoft の説明する設定なし |
新しい Outlook for Windows で BCC を使う方法
- 新しいメールを開くか、メールに返信します。
- [宛先] 行の末尾で [BCC] を選びます。BCC ボックスが表示されます。
- こっそりコピーを送りたい人を追加し、メールを書いて送信します。
Microsoft の Windows 向けの BCC の記事には、ツール バーからフィールドをオンにする別の方法も載っています。新しいメッセージか返信で [オプション] > [フィールドを表示] を開き、[BCC を表示] を選びます。そのあと以後のメールでもフィールドがオンのままになるかどうかは、記事に書かれていません。どちらも画面と合わない場合は、クラシック Outlook を使っている可能性があります。
クラシック Outlook で BCC を使う方法
- 新しいメールを作成するか、返信を始めます。
- メッセージが別のウィンドウで開いている場合は、[オプション] タブを選び、[BCC] を選びます。閲覧ウィンドウで書いている場合は、リボンの [BCC] を選びます。
- [BCC] が見当たらない場合は、リボンの右端にある省略記号 (...) を選び、[BCC] を選びます。
- [BCC] ボックスに受信者を追加し、メッセージを書いて [送信] を選びます。
クラシック Outlook では、この操作は一度だけで済みます。Microsoft によると、BCC をオンにすると、同じボタンでオフにするまで、新しいメッセージを作るたびにボックスが表示されます。ボタンの背景が濃い場合はオン、薄い場合はオフです。
Outlook on the web と Outlook.com で BCC を使う方法
- 新しいメールを作成します。
- [宛先] 行の末尾で [BCC] を選びます。BCC ボックスが表示されます。
- 受信者を追加して送信します。
ボックスを毎回表示するには、メッセージのツール バーで [オプション] タブを開き、[BCC を表示] をオンにします。この手順は 2026 年 11 月に、個人用アカウントの Outlook.com で確認したものです。Microsoft の「Outlook でメッセージに Bcc を追加する」の記事は Outlook on the web を対象に挙げていますが、手順は載せていないため、職場または学校アカウントではツール バーの配置が異なる可能性があります。
Outlook for Mac で BCC を使う方法
- 新しいメールを作成します。
- [宛先] 行の末尾で [BCC] を選びます。
- [BCC] ボックスに受信者を追加し、メッセージを書いて [送信] を選びます。
すべてのメールで BCC を表示するには、Microsoft の Mac 向けの記事によると、[Outlook] メニュー、[設定]、[作成] の順に選び、[既定で BCC フィールドを表示する] をオンにします。
Outlook アプリ (iPhone と Android) で BCC を使う方法
iPhone では、Microsoft の手順はデスクトップと同じです。新しいメッセージか返信を開き、[宛先] 行の右端の [BCC] を選んで、BCC 行に入れたい人を追加します。表示したままにする設定について、Microsoft は説明していません。2026 年 11 月の時点で、Microsoft の BCC の記事には Outlook for Android の手順はありません。
BCC の受信者に見えるもの、見えないもの
- BCC 行が見えるのはあなただけです。Microsoft によると、ほかの受信者は BCC 行のアドレスを見ることができず、BCC の名前を見られるのは送信者だけで、[送信済みアイテム] で確認できます。これはほかの BCC の受信者も同じなので、BCC に入れた人同士も互いが見えません。
- BCC で隠れるのは BCC 行だけです。宛先行と CC 行は、通常どおりメールに表示されます。
- 宛先や CC の人からの返信は BCC には届きません。Microsoft 365 のブログ記事には、宛先や CC の人が返信しても、BCC の人には返信が届かないと書かれています (2012 年の記事で、Microsoft の現在のヘルプ ページはこの点に触れていません)。
- BCC の受信者が [全員に返信] を選ぶと、BCC だったことが知られます。Microsoft の返信の記事によると、[全員に返信] は送信者と、宛先と CC の全員に届くため、この人がメールを受け取っていたことが全員にわかります。通常の [返信] なら、届くのはあなただけです。誰かを BCC に入れる場合は、[全員に返信] ではなく返信を使うよう伝えておきましょう。
BCC は会議出席依頼では使えません。Microsoft は、会議出席依頼に本当の意味での BCC 受信者を追加する方法はないとしています。新しい Outlook と Outlook on the web では、代わりに [応答オプション] > [出席者リストを非表示] を使えば、出席者同士が互いを見られなくなります。クラシック Outlook for Windows にはこのオプションはありません。
送信済みアイテムで BCC した相手を確認する方法
- [送信済みアイテム] を開き、メッセージを選びます。
- 閲覧ウィンドウのヘッダーを見ます。BCC 行がそこに表示されています。
- +11 のような数字が表示されている場合は、ほかにも受信者がいます。ヘッダーを展開すると全員が表示されます。Mac では [その他] を選ぶと展開されます。
クラシック Outlook では、オンライン モードのプロファイルから非常に多くの BCC アドレスに送信すると、[送信済みアイテム] の控えに BCC 行が表示されないことがあります。回避策は Microsoft のトラブルシューティングの記事で説明されています。
送信済みメールをフォルダーに振り分けても、BCC 行は一緒に移動します。Outlook で送信済みメールを整理する方法を参照してください。
連絡先リストではなく BCC を使うべき場面
連絡先グループ (個人用の配布リスト) を宛先行や CC 行に入れると、メンバー全員がほかのアドレスを見られます。BCC なら非公開にできます。Microsoft のクラシック Outlook 向けの手順では、[宛先] に自分のアドレスを入れ、連絡先グループを [BCC] に入れます。
BCC を使うのは、次のような場合です。
- 受信者同士が知り合いではない場合 (多くの社外の連絡先へのお知らせなど)
- 全員への返信が続くのを止めたい場合: 一度だけ返信し、リストを BCC に移します (Microsoft の Windows 向けの記事にあるヒントです)
- メールからアドレスを写し取られにくくしたい場合
受信者同士が互いを見たり、グループに返信したりするべき場合は、宛先行か CC 行を使います。Microsoft の Windows 向けの記事は、次の場合にも BCC を使わないよう注意しています。
- 会社の配布リスト: 宛先や CC にあるリストの名前で判定する受信者側のルールが、一致しなくなります。
- 大量の送信: BCC のアドレスもプロバイダーの受信者数の上限に数えられ、多くの迷惑メール フィルターは BCC を使ったメールに迷惑メールのフラグを付けます。BCC の受信者があなたからのメールを予期しているようにするか、Word の差し込み印刷を使ってください。
このように使うリストを作るには、Outlook で配布リストを作成する方法を参照してください。
自分やほかの人を自動で BCC に入れられますか?
設定では入れられません。2026 年 11 月の時点で、送信するすべてのメールに BCC を追加する方法を説明した Microsoft の Outlook の記事はありません。
- クラシック Outlook: Microsoft が説明しているのは、BCC ではなく CC を追加するルールです。自動 CC の記事では、[ルール] > [ルール & アラートの管理] > [新しい仕分けルール] > [送信メッセージにルールを適用する] を使い、処理に 名前/パブリック グループをメッセージの [CC] に追加する を選びます。CC は全員に見えます。クライアント側のルールなので、そのパソコンで、Outlook が起動している間しか動作しません。
- 新しい Outlook、Web、Mac、モバイル: 自動の BCC や CC について、Microsoft は説明していません。
- 職場または学校のアカウント: Exchange Online の管理者は、受信者を追加します > [BCC] ボックスへ という処理を持つメール フロー ルールを作成できます。元の受信者には通知されず、追加されたアドレスも見えません。ルールは条件に一致するすべてのメッセージにアドレスを追加するため、個人の設定ではなく、IT 部門が判断することです。
自分のメールの控えがほしいだけなら、すでに [送信済みアイテム] にあります。受け取ったメールのコピーを別のアドレスに送るには、Outlook でメールを自動転送する方法を参照してください。
よくある質問
Outlook の BCC ボタンはどこにありますか?
新しい Outlook、Outlook on the web、Outlook for Mac、iPhone アプリでは、新しいメールの宛先行の末尾にあります。クラシック Outlook では、メッセージの [オプション] タブにあります。閲覧ウィンドウでメールを書いている場合はリボンにあります。
Outlook で BCC を毎回表示するには?
クラシック Outlook では、BCC を一度オンにすればオンのままになります。Outlook on the web では、[オプション] > [BCC を表示] をオンにします。Mac では、[Outlook] > [設定] > [作成] を開き、[既定で BCC フィールドを表示する] をオンにします。新しい Outlook では [オプション] > [フィールドを表示] > [BCC を表示] でオンになりますが、以後のメールでもオンのままかどうかは Microsoft は説明していません。
BCC の受信者同士は、互いが見えますか?
見えません。BCC 行を見られるのは送信者だけで、[送信済みアイテム] で確認できます。BCC の受信者には宛先行と CC 行は見えますが、ほかの BCC の受信者は見えません。
BCC の受信者が [全員に返信] を選ぶとどうなりますか?
返信はあなたと、宛先行と CC 行の全員に届き、その人がメールを受け取っていたことが全員に知られます。通常の [返信] なら、届くのはあなただけです。宛先や CC の受信者からの返信は、BCC の受信者には届きません。
Outlook で BCC した相手を確認するには?
[送信済みアイテム] でメッセージを開き、閲覧ウィンドウのヘッダーを見ます。+11 のような数字は、ほかにも隠れている受信者がいることを示します。ヘッダーを展開すると表示されます。
Outlook で自分に自動で BCC できますか?
Outlook にはそのための設定はありません。クラシック Outlook ではルールで自動の CC を追加できますが、CC は全員に見えます。職場アカウントなら、管理者が Exchange のメール フロー ルールで BCC を追加できます。自分の控えは、すでに [送信済みアイテム] にあります。